太田侑子展

 

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太田侑子Yuko Ota Solo Exhibition

「愛しい神さま」

5月10日(金)〜 6月16(日)
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太田侑子は、昨年には東京美術倶楽部主催の「ART AWARD NEXT 2012」での大賞、今年は
「第16回岡本太郎現代芸術賞」で入選という形でその力が評価された、二年前に大学を終えた
ばかりのまだ若い作家です。

この作家の魅力は、日常のリアルな光景に触発されて広がる豊かな想像世界と、それを画面に
大胆に構成していく力にあります。旅行先の風景を描いたシリーズの一つ「地獄谷」や、「ART
AWARD NEXT 2012」に出品された「固い先生」など作品がそれを典型的に的に示しています。

それぞれ自己の体験と写真がベースになっている(と作家は告白しています)ものの、作品は
写真をはるかに凌駕した、絵画のみよくなしえる世界を生み出しています。

日常の小さなドラマを絵画として表現する場合でも、それが人を撃つ力を持つためには、作家
の想像力がどこまで及んでいるかにかかっています。もしその想像世界が私たちの予測を超え
た範囲にまで広がっている場合には、作家は見る者を作品世界に引きづり込むことが可能にな
ります。太田の作家としての想像力と構成力は、まさにその引きづり込む力を備えていて、新
めて「絵画の持つ力」を感じさせます。

この作家のもう一つの魅力はユーモアのセンスです。 たとえば風景画シリーズの風景の禍々
しさと対照的に作中に描かれている、作家自身のひょうきんな自画像、またずんぐりした形と
不釣り合いな人形たちのシリアスな表情など。
おそらくは世界の奇怪なありように触れてしまう想像世界をユーモアで中和しようとする作家
の無意識がから生み出されいているのかも知れません。

まだ若く、これから多くの課題に直面すると思いますが、この作家にはそれらの課題を乗り越
え、大きく羽ばたく可能性を感じます。本展は私どもでの初個展となり、新作7点ほどで構成
されます。
どうかご期待ください。



「美術の櫓」 2013 72.8x51.5cm Oil on canvas





「衛星焚火」 2013 72.8x51.5cm Oil on canvas

 

[作家ステーツメント]

私が集め、描いている人形達は、私の知らないところで、誰かの手によって、何らかの意図があってつくられた物だ。
それらは愛らしく、珍妙で、またどこから見ても目線が合うことの無い奇妙な存在である。その奇妙な存在に心を奪
われ、私はそれに、神や仏のようなものを感じている。
人形達を描いた作品は、宗教画の一種のオマージュのようなものである。


[作家略歴]

1988 奈良県生まれ
2010 金沢美術工芸大学美術工芸学科卒業
2012 金沢美術工芸大学美術研究科絵画専攻修了


[個展]

2011 太田侑子 個展 / GALLERY b.Tokyo、東京

[グループ展]

2009 キモチビュウ / Galleria Ponte、石川
2011 Fictional / 泉野図書館アートロビー、石川

[受賞]

「Art Award Next2012」 大賞受賞
「第16回岡本太郎現代芸術賞」 入選

 

プレスリリース